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アメリカ
意外なことにアメリカはビール大国です。クラフトビール(地ビール)の醸造所の数は1,400カ所以上で世界一多いと言われています。以前はペールラガーのビールが市場のほとんどを占めていましたが、最近ではエールビールなどの幅広い種類のビールが生産されています。
(紹介する醸造所の記事は逐次追加されていきます)
アメリカ国内の醸造所とその代表的なビール
【１】ALLAGASH(アラガッシュ)････米国でベルギービールの伝統を踏襲したビール醸造を行っている異色な醸造所。クールシップと呼ばれる浅い平底の鍋を使い、ベルギービールの特徴でもある自然酵母による発酵を行っている。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『ALLAGASH WHITE(アラガッシュホワイト)』(6.2％)柑橘類とスパイスのさわやかなバランスが特徴です。コリアンダーとキュラソーのオレンジピールが、小麦ビールの風味を引き立てます。ベルギースタイルの小麦を主原料にしたヴィット(白)ビールで、ビールアワードなどで多数の受賞歴がある。
『CURIEUX(キュリュー)』(10％)ビールスタイルは「トリペル」でアルコール度の高いエールビールです。このキュリューを作るためには、まずアルコール度の高いトリペル(ストロングペールエール)を醸造し、それをバーボンを熟成させるのに使った樽で7週間熟成させます。その後、新鮮なトリペルの一部とブレンドするという長い工程を要します。
【２】BROOKLYN(ブルックリン)････１９７６年にニューヨークで閉鎖されたブルワリーを１９８４年に復活させた逸話を持つ醸造所(経営者は異なる)。かつて「ビールの町」と呼ばれていたニューヨークを取り戻すために、ブルーマスターとして有名なギャレット・オリバーを迎えた。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『BROOKLYN LAGER(ブルックリンラガー)』(5.2％)「アメリカンアンバーラガー」スタイルのビール。ドライホップが効いた仄かな柑橘系の味わいを持つラガービール。
『BROOKLYN BROWN ALE(ブルックリンブラウンエール)』(5.6％)「アメリカンブラウンエール」スタイルのビール。滑らかなキャラメルとフルーティーなコーヒーフレーバーが特徴。
【３】HIGHLAND(ハイランド)････ノースカロライナ州に在り、どちらかと言えばIPAやポーターなどのエール系のビールが主力の醸造所。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『GAELIC ALE(ゲーリックエール)』(5.5％)HIGHLANDのオリジナルのビールで、濃厚なモルティボディが特徴の濃い琥珀色のアメリカンエールです。モルトの甘さと繊細なホップの苦味のバランスが非常に優れています。
『THUNDERSTRUCK COFFEE PORTER(サンダーストラックコーヒーポーター) 』(5.8％)スパイスとフルーツの仄かな味わいと麦芽をローストすることにより生まれるコーヒーのような香りを持つエールビール。
【４】SHIPYARD(シップヤード)････メイン州ポートランドにある家族経営の醸造所。缶ビールの製品も多い。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『EXPORT ALE(エクスポートエール)』(5.1％)英国の伝統に基づい製法で、風味豊かなエールに仕上げている。また、地元のメイン州の農場から提供される高品質の原料を使用して醸造されている。ビールのスタイルは、アメリカンゴールデンエール。
【５】SPRECHER(スプレッヒャー)････1985年にランディ・シュプレッヒャーによってミルウォーキー市内に設立された醸造所。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『HEFE WEISS(ヘーフェヴァイス)』(4.4％)ろ過されていない小麦のエールで、ドイツの酵母培養で発酵させたビール。麦芽を加えることで、滑らかな口当たりに仕上げている。
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ブルームーン 355ml×6本組 【パッケージ入り】【ビール】【ビア】【BEER】【アメリカ】 |
【６】BERKSHIRE(バークシャー)････マサチューセッツ州にある1994年創業の醸造所。過去３年間に莫大な投資を行い、瓶ビールから缶ビールの生産ラインへと改変した。ビールはすべて、ろ過も低温殺菌もされておらず、化学添加物や防腐剤も含まれていない。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『LOST SAILOR(ロストセーラー)』(5.8％)主力製品のIPA(インディアペールエール)。ホップの苦味とモルトの芳醇な味わいのバランスがとれているビール。
【７】BLUE POINT(ブルーポイント)････1998年に氷工場跡を利用して創業を始めた醸造所。2014年にビール大手のAnheuser-Busch(アンハイザーブッシュ：世界第3位の生産量)と提携。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『TOASTED LAGER(トーステッドラガー)』(5.5％)主力製品で、ワールドビアカップの金メダルを獲得したフラッグシップビール。6つの特製モルトをブレンドして醸造されており、豊かでユニークな味わいになっている。
【８】ROGUE(ローグ)････1988年創業の醸造所。ローグのエールビールはオレゴン州飲みにとどまらず、西海岸一帯に及んでいる。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『DEAD GUY ALE(デッドガイエール)』(6.8＆)パックマン酵母を使用して上面発酵されたエールビール。モルトの香りと豊かでボリュームのある味わいが特徴。ビールのスタイルは、ドイツのマイボックのスタイル。
【９】RIVER HORSE(リバーホース)････1996年創業の醸造所。醸造所は、川沿いにある廃工場を醸造所に改築したもの。2007年に投資会社によって買収されるが、経営は創業者が行っている。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『TRIPEL HORSE(トリペルホース)』(10％)トラピスト酵母株で発酵させたベルギースタイルのトリペルエール。アルコール度数が10.0％と高めのビール。
【10】REAL ALE(リアルエール)････1996年創業の醸造所。骨董店の地下でビールを作る小さな家族経営からスタートして、現在は55人以上の醸造所に成長した。
【代表的なビール】(ビール名の横はアルコール度数)
『FIREMANS(ファイアーマンズ)』(5.1％)モルトとホップのバランスを備えたブロンドエール。暑い日にスパイシーな食べ物と組み合わせるのが最適なビール。
『DEVIL’S BACKBONE(デビルズバックボーン)』(8.1％)ビール名は、ヒルカントリーハイウェイの曲がりくねった道にちなんで名付けられた。アルコールはやや高めのエールビールで、ビールスタイルはベルギースタイルのトリペル。美しい淡い金色が特徴で、ベルギー産の酵母が独特の風味と香りを生み出している。
